マコモ植えボランティア
どろパックツアー
二つ目は伊豆沼の南側にある「登米サンクチュアリセンター淡水魚館」です。タナゴやフナなどほか、ひときわ大きなライギョが大きな水槽でゆったり泳いでいます。餌のフナを入れると大きな口であっという間に食べてしまいました。けんたろすはこの鋭い歯にかみつかれたことがあるそうです。真似をしないでくださいね。
伊豆沼・内沼は昆虫の楽園で,チョウ45種、トンボ38種、甲虫類1500種もいます。1階はビデオシアターと伊豆沼周辺の昆虫、セミナー室では丁度羽化したばかりのイトトンボを見ることができました。2階には、光り輝くようなモルフォチョウ、ネプチューン・ヘラクレスオオオカブトなど世界の昆虫が展示されていて、大人の人たちも子どもに返って楽しそうに見ていました。
6月6日、第5回三井物産環境基金自然体験イベントは、伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターのマコモ植えボランティア体験に33人が参加して行なわれました。
サンクチュアリセンターは3つあり、最初に訪れたのは「つきだて昆虫館」です。まだこのときは傘がおちょこになるぐらい強い風と雨で心配なスタートとなりました。
そこで立ち上がった私たちボランティア隊、マコモ衣装(?)を身にまとい、説明を聞くやいなや、待ってましたと言わんばかりに早速マコモを手に泥んこ田んぼの中へ突入です。
足が抜けなくなってマコモ軍団のおじさんに救出されたり、半身&全身泥バック状態になりながらも、朝から降り続いていた雨もなぜかこの作業中だけは止んで、準備されたマコモ苗200束はあっという間に田んぼの中へと植えられていきました。これで白鳥さんが冬にやってきても大丈夫!
みんなの植えたマコモのおかげで、伊豆沼の自然は守られてゆくのです。冬になったらみんなでまた伊豆沼へ来て、白鳥さんを観察しましょうね。
伊豆沼は水田干拓で6分の1になりましたが、それでも宮城県内最大の湖で、ガン・カモ・ハクチョウおよそ10万羽の冬鳥が飛来します
ハクチョウが食べるマコモはイネ科の植物で、ちょうどハクチョウが首を入れたぐらいの浅い所に生え、その根を食べます。マコモは水をきれいにする大事な働きがありますが、ハクチョウに食べられてしまうので、毎年近くの小中学生やマコモ軍団の農家の人たちがマコモ植えを行っています。
午後、伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター「若柳館」到着。初に訪れたのは「つきだて昆虫館」です。1991年にできたこの建物はハクチョウが羽を広げた形をしています。